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炎凸家です!

広葉樹と針葉樹、違いが分かれば、より楽しい!

木には大きく分けて広葉樹と針葉樹とがあります。南北に長く豊かな自然環境の日本では、広葉樹と針葉樹とが混在していますが、それぞれに特徴がありますから、うまく使い分けることが必要です。勿論、薪ストーブなどで薪として利用する場合もそうです。今回は、そんな広葉樹と針葉樹との違いについて見ていきます。

○広葉樹とは?針葉樹とは?

 広葉樹とは、樫、楢、欅、クヌギ、白樺といった樹木のことです。
一方、針葉樹の代表として、松、杉、檜をあげることができます。

○広葉樹と針葉樹、見た目の違いは?

 まずは、広葉樹と針葉樹の外見、見た目の違いについて見ていきます。

 ・葉の形

  広葉樹は、広くて平べったいものが多く、落葉するものと常緑のものとがあります。
次に針葉樹ですが、こちらは文字通り細く尖ったものが多くなってきます。
そして、針葉樹の多くは、冬でも葉を落とさない常緑樹となっています。

 ・木の形

  広葉樹は、枝分かれして横に枝を拡げ、丸い形になるもの多くなります。
一方、針葉樹は上にまっすぐ伸び、尖った形になることが多いです。
イメージとしてはクリスマスツリーとして利用されるモミの木のような感じです。

 ・生育場所、速度

  広葉樹は温暖な地域に多く育ちます。
これに対して針葉樹は、元々は寒冷地等厳しい気候風土のところで多く見受けられました。
戦後は、今まで広葉樹が多かったような場所でも、針葉樹の代表である、杉、檜などが植林されてきました。

 また、広葉樹の方が生育速度が遅く、針葉樹の方が速いという特徴があり、これが木材としての性格にも影響してきます。

○広葉樹と針葉樹、木材としての性質の違いは?

 広葉樹と針葉樹の外見的な違い等について見て来ましたが、木材にした場合は、どうなのでしょうか。

 広葉樹は、カラフルで年輪ははっきりと出ない場合があります。
一方、針葉樹は明るい色で年輪がはっきりと見て取れます。

 また、さきほど、生育速度の違いを紹介しましたが、生育速度の遅い広葉樹の方が、密度が高く、比重が重くなります。
育つ速度が速い針葉樹は、それだけ密度が低く、比重も軽くなります。
勿論、広葉樹の中にも桐のように比重の軽いものもあれば、屋久杉のような、ゆっくりと時間をかけて育ち、比較的比重が重くなるものもあります。

 そして、広葉樹に較べると針葉樹は油分を多く含むということも特徴の1つです。

○広葉樹と針葉樹、薪として用いる場合は?

 広葉樹と針葉樹を薪として使用する場合、どのような違いがあるのでしょうか。
先ほど、紹介した広葉樹と針葉樹との違いの中でも、比重が大きく影響してきます。
具体的には、比重の重い広葉樹の方が着火はしにくいが長く燃え続けます。
しかも油分が少ないためススも出にくいのが特徴です。
一方、比重が軽くて油分の多い針葉樹は着火しやすいが、燃焼時間は短くなるとともに、煤や煙が出やすくなります。
つまり、次のように使い分けることができます。

 ・広葉樹
薪ストーブや焚火の燃料として

 ・針葉樹
焚き付けや火口として

まとめ

広葉樹と針葉樹との違いについて見て来ました。
日本は、色々な樹木に覆われています。
せっかくの薪ストーブライフですから、その当たりの樹木による性質の違いを理解することで、より楽しみが増えます。

私達、炎凸家では、薪ストーブライフをより豊かにするために、こんなお話をさせていただくこともあります。雑談として、マメ知識として、知っておいていただけたらと思います。