こんにちは!
きこり家です。

暑く、木々が鬱蒼と生い茂る夏が終わり、いよいよ秋へ季節が移り変わっていきます。
鬱蒼とした木々の伐採・伐根を改めて考えたころではないでしょうか?

今まで、こんなに光を遮ったりしなかったのに…
台風来ても家に当たることなんてなかったのに…
こんなお悩みはありませんか?

実は、伐採や伐根にも時期があるんです!

豊かな自然環境に恵まれた那須地域は、多くの樹木とともにあります。
山間部は勿論ですが、お住まいや別荘の庭にも木が植わっていると思います。
そして、それらの木は年月とともに大きくなっていきます。
大きくなった木は夏には木陰を作り、涼しさを演出してくれたりもしますが、どうしても木を切らなければいけない、伐採や伐根をしなければいけない時もあると思いますが、実は伐採や伐根に適した時期というのもあるのです。

今回は、そのあたりの事情について見ていきます。

 

○伐採、伐根とは?

 

根の部分を残して木を切ることを伐採といいます。
伸びすぎた枝を切ったり、形を整えるために行うものは剪定といいますが伐採の場合は、根っこの近くで木を切ってしまうため、それ以上伸びてくることはありません。
これに対して伐根は、その根っこまで抜いてしまうことをいいます。
抜くといっても、場合によっては重機を使って掘り起こすことになります。

○伐採や伐根をされるのはどのようなケースが?

では、せっかく大きくなった木を切ってしまった方がいいケースにはどのようなものがあるのでしょうか。
まずは伐採についてですが、次のようなケースがよくあります。

 ・木材や燃料として木や竹を使いたい。

 ・木が大きくなりすぎて陽当たりや風通しが悪くなってしまった。

 ・庭を利用するのに広い空間が必要となった。

 ・庭の雰囲気を変えるために、木を植え変えたい

 その他にも、

 ・木が病気になって枯れてしまった。あるいは他の木にうつらないようにしたい。

 ・隣家や道路、電線などに架かってしまう。

 といったこともあります。そして、案外、ご相談を受けるのが

枝の剪定が大変になってきたので、伐採してしまいたい。

ということです。
どれも、そこに住まれている方にとっては、切実な問題です。
別荘を那須にお持ちの方からも、余暇を楽しむためにたまの休日に別荘に来たのに、「鬱蒼として気分が晴れない。」とか「木の手入れだけで時間が過ぎてしまう。」、「離れている間に倒木等が心配。」といったご相談を受けることもあります。

そして、伐採だけでは不十分な場合、伐根まで行うことになります。その理由は、残った切り株が邪魔になる場合や、後々の害虫被害などを考えると取り除いてしまった方がいいといったことがあります。

○伐採や伐根に適した時期は?

 では、実際に伐採や伐根に適した時期というのはいつになるのでしょうか。
実は、冬が一番いいのです。
作業に適した春や秋ではなく冬こそが、樹木の伐採は伐根に適した季節なのです。
その理由は次のようなものになります。

 ・冬場は木の成長が止まっているため、樹木が乾燥しているため、軽くて作業がしやすい。

 ・落葉樹の場合は葉が落ちるため、作業がはかどる。

 また、樹木が乾燥しているということは、それだけ水分が抜けてしまった状態にあるということです。

これは、材木や燃料として利用する場合にも大切な要素なのです。
どちらも十分に乾燥しているというのが、いい材木やいい燃料、薪にとって必要なことだからです。

作業のしやすさについてですが、冬場には蜂等の虫が少なくなるというのも、結構、大きな要素となってきます。

ただ、これはあくまでも、理想的な時期というだけであって、例えば、倒木の危険があるだとか、スケジュールの関係でどうしても、他の時期に行わなければ仕方がないといったケースもあると思いますが、このような場合は、別にどの時期でも大丈夫です。

あと、雪が多い冬場は那須にくることは少ないので立ち合いができないかもという相談がありますが、しっかりと打ち合わせをさせていただければ、立ち合いなしでも、伐採や伐根を行うことは可能ですし、勿論、立ち合いをしていただいた上で、冬以外の季節に行うことも可能です。

たまにですが、これは伐採の時期等とは直接関係ない話ですが、大きな古木の場合は、伐採や伐根をためらわれる場合があります。
古来、木には神様が宿るとされているからです。
そのような場合は、お払いをしたり、お神酒をお供えしたりといったこともあります。

まとめ

木の伐採や伐根に適した時期について見て来ました。那須にある木は、那須の自然環境そのものです。
同じ木でも1本1本性質が違い、それぞれ伐採や伐根の仕方も違ってきますから、那須地域での木の伐採、伐根は、那須のことを、そして那須の木のことを誰よりも、愛して、理解している、きこり家にご相談ください。