こんにちは!炎凸家でございます。

薪ストーブを購入した際や、うまく暖める方法を探している時に、[二次燃焼]という言葉を聞いたことがありませんか?
これらは、薪ストーブで薪を燃やしている時に発生する現象です。
今回は二次燃焼についてお話します。

二次燃焼

二次燃焼を知る前ににまず、一次燃焼について…

一次燃焼とは、火を入れた最初の段階です。
木の水分が蒸発して、薪が燃え始め、可燃性の煙が発生する、ここまでが一次燃焼と言われています。
温度にすれば約180℃で煙が出始めて、約250℃に達すると後からくべた薪も燃えやすい状態になります。

そしてようやく二次燃焼です。
二次燃焼に必要な温度は約600℃から!
でも、薪は既に燃えているのに、いったい何が燃焼するのでしょうか…?

正解は 一次燃焼で発生した[可燃性の煙]です!

一次燃焼の段階では、煙の中に大量の煤やタールが含まれている状態です。
煤やタールを含んだ煙は、薪ストーブ内部の温度が600℃を越えると燃焼を始めます。

これが二次燃焼の仕組みです。

二次燃焼が始まる前に一度煙突からあがる煙をみてください!
始まる前は黒い煙が上がっているのですが、二次燃焼が始まると煙が薄く見えにくくなっています!
これは、煙の中に含まれていた煤やタールが燃焼して減っている証拠です。

逆にいつまで燃やしても煙が黒いままの場合、二次燃焼が発生していません。
二次燃焼が発生していないと、どんなに燃やしても暖かくなりません。

触媒方式とクリーンバーン方式

二次燃焼の方式には大きく分けて3つあります。
●触媒方式
●クリーンバーン方式
●ハイブリッド方式

触媒方式というのは、触媒というパーツを通して二次燃焼を行います。
触媒とは、網目状に成型されたセラミックの基質にプラチナなどの特殊コーティングが施されたもので、ここを通る煙は、化学反応により低温でも燃焼が始まるという特徴があります。
この触媒を使用して二次燃焼を行う方式を「触媒方式」と呼びます。

クリーンバーン方式は、触媒を使わず、火室上部に通風パイプを通し、そのパイプに開けられた通気孔から空気を送り込んで、薪が燃えた煙に新しい酸素を供給することによって二次燃焼を促す方式です。
このように二次燃焼させる仕組みが異るので、触媒方式とクリーンバーン方式の薪ストーブでは内部の構造も大きく異なってきます。

ハイブリッド方式は双方のいいとこ取りの方式になります。

まとめ

今回は二次燃焼のとは何なのか見てきました。
薪ストーブの性能を充分に発揮させるには必ず必要な要素になります。
薪ストーブを使っているのに、部屋が暖まらないというのには必ず原因があります。

二次燃焼が発生していない?薪ストーブに対して部屋が大きい?等々

色々調べると、薪ストーブについてより詳しくなって上手く薪ストーブを使えるようになります。
何か悩み事があれば、炎凸家にご相談ください!